2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

そして、遺骸が嘶く/酒場御行

こんにちは。 今日の本は、酒場御行さんの「そして、遺骸が嘶く〜死者たちの手紙〜」です。 統合歴六四二年、クゼの丘。 終戦から二年、狙撃兵・キャスケットは、陸軍遺品返還部のひとりとして、兵士たちの最後の言伝を届ける任務を担っていた。 遺族に出会…

図書館ホスピタル(三萩せんや)

本には、人を癒す力がある。 自分の気持ちを代弁してくれているように感じられたり、こうしたらいいんだと感じられたりする瞬間。本を読む人なら、必ず、経験したことがあるでしょう。 図書館ホスピタルという小説は、病院の跡地にある私設図書館のスタッフ…